ボードレール語録

「悪」印象が強いけれど、決してそれどころではないボードレールの魅力を広めたい一心で。

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    哀れなベルギー
    この国は、他のどんな国よりも、イエス=キリストは「偉大な人間」だった、自然は善いことしか教えない、どんな宗教でも、教義に先立って「普遍的道徳」があった、「人間は万能である」、そして蒸気・鉄道・ガス灯は「人類の永遠の進歩を証明する」、と信じる人間たちで満ち溢れている。

    何人も自由を理解せず、何人も自由を欲せず、何人も自由の欲求を感じない国において、人々は自由であり得るか、また、自由を制定することが何の役に立ちうるか。

    自分の部屋のカーテンの色に、決して仕事をしない理由を見出だす、怠け者がいる。

    ナミュールを訪れる人は少ない。旅行者がこの町をおろそかにするのは、もちろん、愚かな「旅行案内本」がこの町について語らないからだ。

    学校の教師や予備校の講師流の哲学。
    ぼくはこの哲学に接したときほど、信条というものの絶対的な愚かしさをよく理解したことは、かつてない。


    (阿部良雄・ボードレール全集・人文書院)
    | その他(日記、お手紙等) | 07:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
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