ボードレール語録

「悪」印象が強いけれど、決してそれどころではないボードレールの魅力を広めたい一心で。

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    戯曲・「ドン・ジュアンの最後」(遺稿断片)
    ドン・ジュアンは、町の中や田野を、家来と共に散歩する。彼は気兼ねをなくして、死ぬほどの退屈さや、仕事とか新しい享楽とかを見つけることがどうしても出来ない苦労に就いて語る。彼は、時々自分よりも賤しい者共の天真爛漫な幸福を羨むことさえあると告白する。あのブールジョワも、彼等同様愚昧で卑俗な女房共と暮しながら、苦しんだり、幸福になったりするだけの情熱を持っているのだ。あの船頭共も、まずいものを喰い、無知で、ひどい服を着て疲れながらも羨望に値する。何となれば、享楽を興えるものは物のよしあしではなくて、欲望の力強さだからだ。


    (中島健藏・「ボードレール全集・5」・河出書房)
    | その他(日記、お手紙等) | 10:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
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