ボードレール語録

「悪」印象が強いけれど、決してそれどころではないボードレールの魅力を広めたい一心で。

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    『新・悪の華』 10・沈思
    私の苦悩よ、鎮まり落ち着くがいい。
    お前の望んだ夕暮れは、それはもうここに降りている。
    ある者には安らぎを、ある者には憂いをもたらし、
    薄暗い大気は都会を包んでいる。

    死すべき人らの卑しい群が、
    無慈悲な死刑執行吏「快楽」の鞭に追われ、
    奴隷の祝宴に悔恨を拾い集めにゆく間、
    私の苦悩よ、私に手を差し延ばせ。こちらへ来れ、

    彼らより遠く離れて。見たまえ、死んだ歳月たちは天の露台に、
    古びた着物を纏い身を屈めている。
    微笑を湛えた後悔は、水の底より浮かび出る。

    死を迎えた太陽は、橋弧の下に眠り込むのを、
    そしてまた、東洋にまでもたなびく長い屍衣のように、
    優しい夜の歩み寄る音を、聴きたまえ、愛しき心よ。
    | 韻文詩(悪の華等) | 00:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
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