ボードレール語録

「悪」印象が強いけれど、決してそれどころではないボードレールの魅力を広めたい一心で。

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    『悪の華』3・高翔
    池沼の上、谷の上を越え、
    山々、森、雲を越え、海を越え、
    太陽、天井の澄気もあとにして、
    星のきらめく天界の限りも突き抜け、

    私の精神よ、おまえは活発自在に動きまわり、
    そして波間にぽっかりとうかぶ泳ぎじょうずのように、どこまでも深ぶかとしたところに航跡を楽しげに残してゆく、言うに言えぬ雄の快楽に耽りながら。

    こういう不潔な悪臭のこもるところから、うんと遠くへ飛び去れ。
    上天に身を浄めに行け。
    そして物のすがた一切が消えうせた空間に充ちわたっている
    澄みきった焔を、特選の神酒のように飲め。

    倦怠と、はてしなく広がって充ちあふれている苦しみをあとにして、
    ちから強い羽ばたきとやらで羽ばたき、物音も絶えた、光のみなぎる上空に
    一気に飛び去りうるものは、みずからを幸福だと思え!

    ひばりのように、朝ごとに一息に、屈託なげに、大空にむかって飛び立つ想念に身をまかせる者、
    人界を下方に見はるかし、花々のことば、そのほか物いわぬものたちのことばを
    立ちどころに解する者は、その幸福に陶酔しているがいい!


    (杉本秀太郎・「ボードレール 詩の冥府」多田道太郎 編・筑摩書房)
    | 韻文詩(悪の華等) | 20:36 | comments(1) | trackbacks(1) |
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    | - | 20:36 | - | - |
    「悪の華」3・高翔

    自由な精神は地球を飛び立つ

    未知との出会いを求めて

    不快な環境に甘んじることはない

    虚無こそ最上のもの

    精神が高揚する体験というのは 良いものだ

    鳥となり、花と語らう者の自由で幸福な精神
    | モリコ | 2009/02/20 11:25 AM |









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    ボードレールと「雲」とブーダンと (前篇)
    [本稿は、10月26日に書きかけていたもの。ボードレールの世界を「雲」をキーワー
    | 無精庵徒然草 | 2007/11/10 4:12 PM |