ボードレール語録

「悪」印象が強いけれど、決してそれどころではないボードレールの魅力を広めたい一心で。

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    キューピッドについて
    彼はこの色好みでしなを作るのが大好きな共和国の大統領です。どんなソースで食べてもうまい魚というわけです。しかしながらわれわれは、昆虫あるいはアヒルのように羽の生えたこの老放蕩者のために絵具や大理石が浪費されるのを見るのに、もううんざりしているのではないでしょうか? トマス・フッドは、そいつが蹲って、手足の利かない人さながら、その柔らかな肥満体の下にクッション代わりを務める雲を押し潰している姿を描いて見せてくれました。左手にはサーベルのように、弓を腿に押し付けて持っています。右手には矢を持って命令を下します、担え銃! と。彼の髪は御者のかつらのようにたっぷり縮れています。丸々とふくらんだ頬が鼻の穴と目を押し潰しています。彼の肉体、というか彼の肉は、肉屋の鈎に吊るされた脂身みたいに、詰め物をして、管状で、ふくれあがって、多分世に遍き牧歌的恋愛の溜息によって膨張させられているのでしょう。山のようなその背中には、蝶の羽が二つ取り付けられています。

    『1859年のサロン』
    | 批評・エッセイ | 05:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
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