ボードレール語録

「悪」印象が強いけれど、決してそれどころではないボードレールの魅力を広めたい一心で。

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    旅への誘い
    魂が野心的に、気難しくなるほど、夢は現実の可能性から魂を遠ざける。

    私たちは、生まれてから死ぬまでに、決意から実現した行動によって充たされた時間を、どれだけ数えられるだろう。
    | 小説・散文詩(パリの憂鬱等) | 13:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
    道化師と女神
    私は人間の中で最後の最も孤独な人間で、愛も友情もはぎとられている人間であり、その点で最も不完全な動物にも劣るものである。けれども私もまた不死の美を解し感ずるために作られている。ああ、女神よ、私の淋しい気持や妄想を哀れに思って下さい。
    | 小説・散文詩(パリの憂鬱等) | 07:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
    錯覚というものは、ひょっとすると、人間相互の関係、あるいは人間と事物との関係と同じほど無数にある。
    そして錯覚が消え失せる時、つまりわれわれが、存在(いきもの)なり事実なりを、それがわれわれの外に存するがままの姿に見る時、われわれは、消え失せた幻影を惜しむ気持が半分と、新しいものを前にし、現実の事実を前にしての快い驚愕が半分、複合した奇異な感情を覚える。
    | 小説・散文詩(パリの憂鬱等) | 06:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
    芸術家の告白
    ああ、永遠に苦しまなければならないのだろうか、それとも永遠に美から逃れなければならないのだろうか。
    自然、無慈悲な誘惑者、勝ち誇り続ける競争者、私を開放してくれ。私の欲望や自尊心をたぶらかすのは止めてくれ。
    美の探究とは、芸術家が破れ去るに先立ち恐怖の叫びをあげる決闘である。
    | 小説・散文詩(パリの憂鬱等) | 13:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
    野蛮な女と伊達女
    だがその溜息は、ただ、安息に満ち足り、休息にもうんざりした状態を表しているのに過ぎません。… 書物で覚えたそういう気取りのすべてや、見る人に憐れみとはまるで違った感情を吹き込む体の、その飽くことを知らぬ憂鬱症なども、一体何を意味し得るでしょうか。
    | 小説・散文詩(パリの憂鬱等) | 11:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
    不都合な硝子屋
    純粋に内省的な性質で、全く行動に適しない人物がいるものだ。ところがこの同じ人物が、時として、一種の神秘不可思議な衝動に駆られて、平素は思いも及ばなかった脱兎の如き迅速さで行動に移ることがある。
    (略)
    これは倦怠と夢想とから発する一種のエネルギーである。そしてこのエネルギーが執拗に現れて来る場合は、一般に言って、前にも述べたように、最もものぐさな、しょっちゅう夢ばかり見ているような人間に於てである。
    | 小説・散文詩(パリの憂鬱等) | 12:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
    貧者の眼
     お互いに理解し合うことはこんなにも難しいのだ、私の愛する天使よ、そして考えとはこんなにも伝えがたいものなのだ、愛し合う者の間でさえ!
    | 小説・散文詩(パリの憂鬱等) | 09:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
    群集
     詩人は、思うがまま自分自身であるとともに他人ともなれるという、この比類のない特権を持つ。肉体を求める魂のように、望む時にあらゆる人の人格へと入り込む。詩人にとっては、すべて空席である。もし、ある席が塞がっていると見える場合、それはただ、その席が訪れるに値しないと詩人が見たためである。
    | 小説・散文詩(パリの憂鬱等) | 13:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
    贋金
     どんな場合でも悪いことをしてはいけないのだけれども、悪いと自覚してやっているならば、後で反省して悔い改める可能性もあるからまだいいとして。しかし、悪いことだという自覚もなしに悪さをする奴はもう、まったくもって救いようがなくて腹立たしい。
    | 小説・散文詩(パリの憂鬱等) | 16:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
    寡婦
     柵の周りにひしめく下層民の群に、好意的というわけでないにしても、少なくとも好奇的な視線を投げかけずにはいられない。

     貧者の目に富める者の歓楽の輝く様は、いつ見ても興味深い。
    | 小説・散文詩(パリの憂鬱等) | 12:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
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